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“アムロ”古谷徹、「コナン」に勝利宣言 でも“シャア”池田秀一には「完敗しました」
アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」シリーズの完結編「誕生 赤い彗星」のフィナーレ舞台挨拶が6月1日、東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの池田秀一、古谷徹、潘めぐみ、谷口理プロデューサーが出席した。
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イベント
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2018-06-01
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【氷川教授の「アニメに歴史あり」】第4回 固い空間・柔らかい空間
高畑勲監督逝去で考えた話を、もう少し掘り下げてみたい。最大の疑問は「『アルプスの少女ハイジ』(1974)で空間を緊密に固めたのに、なぜボカシと余白の日本画調を選ぶように変わったのか」ということだ。高畑監督には「十二世紀のアニメーション―国宝絵巻物に見る映画的・アニメ的なるもの」(徳間書店)という著書もあり、「かぐや姫の物語」(2013)で実践したのは当然ではある。劇中、姫が鳥獣戯画めいたスケッチを描くカットでもそれを示している。 しかし気になるのは、晩年の高畑監督が「アニメの閉鎖性」に苦言を呈していたことだ。アニメを含む娯楽映画が情報を盛りすぎるようになった結果、解釈の振り幅が乏しくなって想像力が囲いこまれてはいないか。映画の機能にも「共感」や「感動」ばかりが求められ、観客のほうで触発されて思考する余地がなくなってはいないか……。 自分にとっては概要そんな問題提起だ。これは筆者の中では、安彦良和インタビューで聞いた「先にレイアウトで空間を決めてから芝居という作り方が信じられない」という話につながっている。「機動戦士ガンダム」(79)は高畑勲・宮崎駿コンビの「ハイジ」と「母をたずねて三千里」(76)から大きな影響を受けた。両作に絵コンテで参加した富野由悠季監督自身も「人間を描く」という点でそれを語っている。そして実はアニメーションディレクターとして作画面を支えた安彦良和にも、影響は大であった。 アニメーターが背景原図と動きの軌跡を描くことでマッチングさせる「レイアウトシステム」自体は古くからある。だが「ハイジ」にシンパシーを抱いた安彦が調べたら、同作の場合は宮崎駿が原図を描くだけではなく、演技のガイドとなる最低限のラフを入れる手法だと判明した。これを応用すれば、安彦良和1人で1話分の原画制作も可能だ。それが「機動戦士ガンダム」における作画の革新だった。それには「作画監督(原画修正)」という作業が虚しくなったと述懐する安彦の心情も作用している。キャラクターが統一されていれば、修正は本来必要ない作業だ。部分修(正)ならともかく全修(正)なら、原画を捨てたも同然。それを避けたいという事情も含めて開発されたシステムで、レイアウト(原図)とラフ原画を1話分全カット先行して安彦が描き、その代わり修正は入れないことにした(入れても必要最小限)。 テレビシリーズでは第1話など限定された回で採用され、完成を見るのは動画マンを原画マンに昇格させた第19話「ランバ・ラル特攻!」であった。このシステムが劇場用新作で本格稼働したとき、ムックで第一原画として紹介したのは他ならぬ筆者なのだが、やがて長編をこの手法で作れるという実証作業でもあったという。事実、安彦良和初監督作品の「クラッシャージョウ」(83)では2時間を超える映画の大半のカットのラフ原画を1人で描ききり、世界的に見てもレアな事例となっている。 さて、そうなると矛盾が気になる。現在「クオリティ主義」のため主流になった「第一原画」「第二原画」のシステムは、筆者なりに「ハイジ」「ガンダム」の進化形だと理解していた。ところが安彦良和がそれに違和感を覚えたことから、思い違いだと分かったのである。安彦流の描き方は、絵コンテ上でもっとも大事な瞬間のヒトコマから始まる。そのとき、「キャラクターの眼」を重視する。たとえばシャアはアムロを殺意の目線で見つめ、アムロはそれを受けて殺意を返す。両者の眼は空間上の一直線で結ばれ、コマ単位でドラマが発生する。これが決まれば後は自然に描ける。剣を交える手前、交える瞬間、かわしていく動き。目線のラインを基軸に動きをつけることで、前後は自動的に決まるという。観客は主に「眼」しか見ないので、その最重要な部分からアニメートするわけだ。 こうしてラフ原画がそろったら、そのための舞台として原図を後から描く……と言われて、筆者は「あっ!」と驚いた。それはガンダムのレイアウトでは、なぜか原画の2枚目、3枚目と途中に原図が描きこまれたカットが多く、長年疑問を覚えていたからだ。まさかキャラクターの芝居が先に決まっているからだとは。しかし「アニメーター」であるならば、動きを先に描き、目線に生命を宿し、そこから世界を創造していくという順番は、言われてみれば理にかなった発想法なのだ。まず「動きあれ!」ということである。 90年代以後「アニメはやらない」と言い続けてきた安彦良和が総監督に就任した奇跡の作品「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」(15~18)の取材では、「現場ではレイアウトという言葉を禁止した」と聞いて「やっぱり」と納得した。絵コンテの拡大コピーで作業を進めたが、問題ないという。それが30数年前のシステムと同じ機能をはたしているのであろう。始めた人だからやめて、別の方法をとれるということでもある。 誤解ないようにしたいが、筆者としては「空間先行」の作り方を否定してはいない。すべてのアニメーターが宮崎駿や安彦良和のように動きと空間を一体として把握できない以上、必要であろう。しかし近年、3DCGでレイアウトや人物のガイドを出すことが主流になると、機械化されたカチカチの空間にキャラクターを閉じこめるようにも見えて、作品によっては若干の違和感と危惧も同時に覚えるようになってきた。 と、ここまで考えたとき、脳裏にひらめくのは先述の「かぐや姫」の映像である。姫が絵を描くカットとリンクして、「籠に閉じこめられた鳥を解放する」というショットが入っている。もちろんストーリー上は「都という制度の檻に封じこめられた姫の解放」の暗喩だが、それをボカシと余白の多い映像で見せることは「表現と内容の一致」につながっている。高畑勲監督もまた「始めた人だからこそ、やめたくなった」のではないか。そんなことも、映像の余白から想像できる。 こうした連鎖の発見が自分なりの「アニメの楽しみ方」なのである(敬称略)。
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特集・コラム
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2018-05-31
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アムロと安室が並んだ「ガンダム THE ORIGIN」×「名探偵コナン」コラボポスター実現
上映中の劇場アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」(以下「THE ORIGIN」)と「名探偵コナン ゼロの執行人」(以下「名探偵コナン」)の大ヒット御礼コラボポスターの制作が決定した。
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ニュース
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2018-05-16
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「ガンダム THE ORIGIN」ついに完結 「誕生 赤い彗星」公開2日目舞台挨拶で池田秀一&ザビ家キャストが「ジーク・ジオン!!」
5月6日、新宿ピカデリーで、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」公開2日目舞台挨拶が開催された。安彦良和総監督を筆頭に、シャア・アズナブル役の池田秀一、デギン・ソド・ザビ役の浦山迅、ギレン・ザビ役の銀河万丈、ドズル・ザビ役の三宅健太、キシリア・ザビ役の渡辺明乃、ガルマ・ザビ役の柿原徹也、サンライズの谷口理プロデューサーが登壇。主人公であるシャアと、ジオン公国を独裁する血族・ザビ家のキャストが、はじめて一堂に会した。
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イベント
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2018-05-06
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「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」シャア役の池田秀一が語る、全6話を振り返って見えてきた赤い彗星の真意
不朽の名作「機動戦士ガンダム」をベースに、同作のキャラクターデザインとアニメーションディレクターを務めた安彦良和が、新解釈を盛り込んで自ら再びアニメ化した「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」。その完結作となる第6話「誕生 赤い彗星」が5月5日に上映される。テレビシリーズのライバルポジションから一転、主人公となったシャア・アズナブルを演じる池田秀一に、「THE ORIGIN」全6話を振り返っていただいた。
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インタビュー
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2018-04-27
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「ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」前夜祭&舞台挨拶が開催決定 入場者特典はミニ色紙
アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の完結編「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」が、5月5日から4週間限定劇場公開されることを記念し、前夜祭や舞台挨拶などの開催が決定した。
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イベント
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2018-04-17
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「ガンダム THE ORIGIN」アニメは第6話で完結 山崎まさよしの主題歌流れる新予告編も公開
アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」シリーズが、5月5日から劇場公開される第6話「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」をもって完結することがわかった。
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ニュース
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2018-03-30
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山崎まさよし「ガンダム THE ORIGIN」ルウム編完結作の主題歌担当 1~5話の上映会も決定
シンガーソングライターの山崎まさよしが、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」の主題歌「破線の涙」を歌うことがわかった。
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音楽
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2018-03-21
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「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」ホワイトベースやブライトが登場する予告編第2弾公開
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、1979年に放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」でアニメーションディレクターを務めた安彦良和によるコミカライズ作品を、安彦自らが総監督としてアニメ化。「誕生 赤い彗星」は、第5話「激突 ルウム会戦」に続き、「機動戦士ガンダム」では描かれなかった、一年戦争最序盤の戦い「ルウム会戦(戦役)」のてん末が明かされる「ルウム編」の完結作となる。
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ニュース
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2018-01-27
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