湯浅政明監督によるオリジナル劇場アニメ「きみと、波にのれたら」が6月21日に公開されることを記念して、湯浅監督が手がけた「夜明け告げるルーのうた」「夜は短し歩けよ乙女」の地上波初放送が決定した。フジテレビで6月4、11日の2週連続で放送される。
17年5月に公開された「夜明け告げるルーのうた」は、ネットに自作の音楽をアップしている少年カイと人魚の少女ルーの交流を描く物語。仏アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門で、高畑勲監督作「平成狸合戦ぽんぽこ」以来22年ぶりに、最高賞にあたるクリスタル賞を受賞した。
「四畳半神話大系」「有頂天家族」などで知られる森見登美彦氏のベストセラー小説を劇場アニメ化した「夜は短し歩けよ乙女」(17年4月公開)は、主人公の“先輩”が、思いを寄せる“黒髪の乙女”に、「なるべく彼女の目にとまる」ことを目的とした「ナカメ作戦」を実行するファンタジックな青春ラブストーリー。テレビアニメ「四畳半神話大系」のスタッフが再結集し、星野源、花澤香菜、神谷浩史らが出演した。
「夜明け告げるルーのうた」は6月4日深夜1時55分、「夜は短し歩けよ乙女」は11日深夜2時25分から放送。湯浅監督は、「『夜は短し歩けよ乙女』は少しお酒を飲みながら見たら楽しいかもしれません。『夜明け告げるルーのうた』は見終わるころにちょうど夜が明けますね。(笑)『きみと、波にのれたら』を見る前に是非楽しんでいただけたらと思います」とコメントを寄せている。