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SFアニメ「人間失格」“ヒューマン・ロスト現象”と戦うヒロイン・柊美子役に花澤香菜

太宰治の名著「人間失格」を、「亜人」「シドニアの騎士」のポリゴン・ピクチュアズがSF作品としてリメイクする劇場アニメ「HUMAN LOST 人間失格」に、「〈物語〉シリーズ」「PSYCHO-PASS サイコパス」の花澤香菜が、ヒロインの柊美子(ひいらぎよしこ)役で出演することがわかった。

同作の舞台は、医療革命により死が克服された昭和111年の東京。死ねないことによる退廃的倫理観、重度の環境汚染、国のネットワークから外れて異形化する“ヒューマン・ロスト現象”など、社会に数多の歪みが生じるなか、薬物に溺れる暮らしを送る大庭葉藏(おおばようぞう)が、美子に命を救われることから物語がはじまる。

ヒロインの美子は“ヒューマン・ロスト現象”を感知し、抑え込むことができる不思議な力をもつ、隠れた国家機関「ヒラメ」の隊員。健康保障機関「S.H.E.L.L.(シェル)」の広報官も兼務し、その理念によって希望の未来が訪れることを信じているという女性だ。美子の巨大なホログラフィが、健康と長寿について国民に語るキャラクター映像も公開されている。

美子を演じる花澤は「アイドルのようなかわいらしいルックスと、思いやりのある優しい性格の持ち主です。そして自分がどう生きていきたいか、人のために何ができるのかをしっかり考えている、意志の強い女の子だと思いました」と自身の役どころを紹介。「あの『人間失格』を再構築するために集結した、お名前を見ただけで興奮してしまうようなスタッフのみなさまと一緒に、この作品に関われることがとても嬉しいです。繊細に練り込まれた重厚な世界に浸りながら、葉藏や美子をはじめ、それぞれの必死の生き様をお見逃しなく!!」と呼びかけている。

「HUMAN LOST 人間失格」は、2019年全世界公開。

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