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「シティーハンター」原作者・北条司が実写映画総監督に初挑戦

人気漫画「シティーハンター」「キャッツ・アイ」などで知られる北条司氏が、実写映画の総監督に初挑戦していることがわかった。“サイレントマンガオーディション”に寄せられた数本の物語と、自身が創出したオリジナルストーリーを映像化する「エンジェルサイン」を製作。「マンガを描くのとは違い、映画製作はとても新鮮です。気を引き締め、粛々と臨んでいきたいと思っています」とコメントを寄せている。

サイレントマンガオーディションは、“言葉の壁”を取り払った世界最大級の漫画オーディション。セリフを使わない作品を募集し、漫画特有の“演出力”を審査することが特徴だ。これまでに14回開催され、108の国と地域から6249本が応募。北条氏は、その第1回から審査員を務めている。先んじて実施された「月刊コミックゼノン」主催の国内向けオーディションからは、「トレース 科捜研法医研究員の追想」の古賀慶氏がデビューするなど、若手漫画家の登竜門として認知されつつある。

「エンジェルサイン」は、サイレントマンガオーディションをけん引する堀江信彦氏が発起人となって始動。同氏は週刊少年ジャンプ時代に「キャッツ・アイ」「シティーハンター」の担当編集として活躍し、5代目編集長を務めた後、北条氏や「北斗の拳」の原哲夫氏、「よろしくメカドック」の次原隆二氏らとともに出版社を立ち上げていた。

漫画の後進育成にあたる堀江氏の思いに共感し、北条氏が総監督を担い企画がスタート。現在撮影の真っ最中で、キャストなどの詳細は後日発表される。「劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ」は興行収入13億円、観客動員100万人に迫る勢いだ。また、フランス実写版「シティーハンター」こと「ニッキー・ラルソン」が2019年内に日本公開が予定されている。北条氏が新たに紡ぐ“愛の物語”に期待が高まる。

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